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『県境マニア 日本全国びっくり珍スポットの旅』 石井裕
世の中には、いろいろなマニアがいるけれど… 2010年10月19日(火)
『県境マニア 日本全国びっくり珍スポットの旅』
- 石井裕
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- ランダムハウス講談社
- 1300円(税別)
- 2009年11月発行
世の中には、いろいろなマニアがいるけれど、「県境マニア」という人がいるとは、この本を手にして初めて知った。著者は県境に対して、「よくわからないがテンションが上がる」「旅の途中で県が変わると、一種の達成感を感じる」というような、特殊な感覚を覚えるのだという。う~ん、そんなものだろうか。
本書は、北は東北から南は九州まで、著者が旅した県境について「本気で紹介する」というものだ。岩手に関わるのは「須川高原温泉&栗駒山荘(岩手県/秋田県)」と「八幡平アスピーテライン(秋田県/岩手県)」の2カ所。とくに前者は、著者が大学時代に自分が県境好きであることを自覚し、県境反復横跳びデビューをした思い出深い場所という。反復横跳びね。その感覚はなんとなく分かる気がするが…。
県境周辺の観光スポットや温泉などにもふれているから、旅のガイドとしても楽しめる。でも、せっかく本書を読んで出かけるなら、最低でも県境反復横跳びはやってみたいかも。