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『ガラクタ捨てれば自分が見える』 カレン•キングストン
ガラクタとは、エネルギーの渋滞である。 2011年2月2日(水)
『ガラクタ捨てれば自分が見える 風水整理術入門』
- カレン•キングストン/田村明子 訳
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- 小学館文庫
- 514円(税別)
- 2002年5月発行
この本棚で翻訳モノは初めての紹介である。なぜ翻訳モノが出てきたかというと、訳者が、以前、この「本棚」で紹介した『氷上の美しき戦士たち』の著者で盛岡市出身の田村明子さんだから。
それはさておき、最近、「断捨離」とか「かたづけ士」とかいうのが、やたら目にも耳にも入ってくる。とにかく整理整頓、すっきり生活、掃除は開運のもと……。あいたた、耳が痛い。資料の山、捨てられない本、いつの間にかいっぱいになっているクローゼット。ちょっと前に仕分けしたのに、である。でも、仕分けしきれないものも多いんだよなあ。
ガラクタとは、エネルギーの渋滞である。「スペース・クリアリング」で余計なガラクタを捨て、身のまわりを整理整頓することで、人生の整理整頓をする。そうすると、新たなエネルギーが入り込んでくる。と、カレンさんは言う。ああ、本当に耳が痛い。そして、空間がきれいになったら、体をきれいにする、心をきれいにする、と続く。「いらないものを溜めない生活」は永遠の憧れ。いやいや、憧れてないで実践しろってことですね。