部 門 |
作品名 |
クリエイター名 |
講 評 |
フォト部門 |
南部鉄器職人 |
岡村 典子 |
審査員:尾形正茂さん (株)シェルパ代表
写真全体のトーンがとても良い。
トンネル的な構造で自然に真ん中の人物に目がいく。
かといって、周辺が黒ツブレしていない。
このような文化的な絵をこれからもたくさん撮影して、残していって下さい。 |
CG・
キャラクター部門 |
石割さくらさん |
ナガさん |
審査員:岡野秀樹さん リズム&ヒューズスタジオ勤務
雷によってできたと言われる巨石の割れ目から育ち、火事にも負けず花を咲かせ続ける岩手の石割桜。
素朴だが端正な顔立ちは岩手を訪れる人々を暖かく迎えてくれるに違いない。
他の応募作品では特定の商品をキャラクター化したモノが多い中、中立な素材でシンプルに、且つ、細部まで気を使いデザインされている。
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ビデオ部門 |
毛越寺の秋 |
伊藤 英伸 |
審査員:岡野秀樹さん リズム&ヒューズスタジオ勤務
創建は平安時代にまで遡り、歴代の施政者に保護され、焼け落ちる度に再建され続けた毛越寺の秋。
情緒豊かなピアノの旋律に合わせ、そこを訪れる参拝者と、見事な紅葉と、自作の短歌を一つにまとめた労作。
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音楽部門 |
麺恋リズム |
嘉本 信一郎 |
審査員:審査員:黒沼亮介さん (株)盛岡 Club Change代表取締役
タイトルの「麺恋リズム」岩手の人では思いつかない発想に笑ってしまいました。
わんこそばのお店の掛け声をイメージし、直線的なメロディーとスパイスの効いたピアノがマッチしている作品。 |
webリポート部門
(一般) |
なにゃどやら |
水本 紗恵子 |
審査員:近衛はなさん 女優、脚本家
「なにゃどやら」、不思議な響きをもつ言葉だ。岩手県北から青森県南に伝わる盆踊りの名である。制作者は柳田国男のエッセイ「清光館哀史」をきっかけに岩手へフィールドワークに出掛けたそうだ。
リポートは、盆踊りの映像と、フィールドワークで得た“気付き”を演劇という形式で表現したものにより構成されている(YouTube)。
繰り返される「なにゃどやら」の旋律。鳴物もなく、草のなかを静かに歌いながら踊る女たちの様子がとても印象的だった。
顔を覆う白い手ぬぐい、草のうえを動く影、草を踏む足音・・・。
演劇のパーツでも「なにゃどやら」を踊り継いできた人々の生活の匂いのようなものが表現されていて、土地の風土に向き合う制作者の真摯でひたむきな眼差しを感じた。多くの方に見ていただきたい作品である。
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